山梨県 トピックス ブレイン・フード

ブレイン・フード

2017.1.7

脂質と聞くと「ダイエットの大敵」「血液ドロドロ」など身体に良くないイメージが思い浮かぶかもしれませんが、「脂質の質」をきちんと選ぶことで学習能力や身体能力を高めることができます。なぜなら、私たちの脳の50~60%は脂質で構成されているからです。
脳に効く食材を「ブレイン・フード」といいますが、その中でも脳の働きをサポートしたり、神経の修復をしたりする重要な役目を果たしているのがレシチンです。レシチンは卵黄・大豆・レバー・青魚・落花生などに多く含まれていますが、含有量が多いのは卵黄と大豆です。大豆製品は納豆・味噌・おから・油揚げ・厚揚げ・きな粉・豆乳など、普段から身近にある食材が多いですね。集中力や記憶力がアップするので、日頃からレシチンを多く含む食材を意識して食べるようにしておくと良いでしょう。この他にも精神を安定させる効果があり、ストレスや疲労も解消してくれます。これから受験シーズンを迎える学生さんにも効果的ですよ。肝臓を保護したり血中コレステロールを減らして動脈硬化を防いでくれるのもレシチンです。
もうひとつおススメしたいのはオメガ3系の脂質です。DHAやEPAを豊富に含み、細胞を柔らかくしたり炎症を防いでくれたりします。また、脳内の血管を若々しく保ち、幸せホルモン「セロトニン」の働きも活発にしてくれます。この脂質も集中力や記憶力、反射神経の伝達に関与しています。レシチンもオメガ3系の脂質も細胞膜の構成成分なので、積極的に摂取することでひとつひとつの細胞が強くなり身体が丈夫になります。オメガ3系の脂質が豊富な食材は青魚や胡桃ですが、毎日摂取するのは大変なので亜麻仁油やえごま油を普段の食事にぜひ取り入れてみてください。最近はスーパーやコンビニの売り場でもよく見かけるようになりました。ただし、これらの油は熱に弱い(酸化しやすい)ので加熱調理には向いていません。サラダや納豆、冷奴にお醤油やポン酢と合わせてかけたり、ドレッシングを作ったり、スムージーなどに混ぜて飲むと良いでしょう。目安は1日スプーン1杯程度です。
集中力や記憶力、反射神経が良くなると学習意欲や運動時の判断力がアップします。「脂質の質」を上手に選んでキレの良い「脳」と「身体」作りを目指していきましょう!

高野紀子

高野紀子(たかののりこ) 東京都在住

「健康栄養からのスポーツ栄養」でアスリートの栄養を改善し、パフォーマンスを上げることを目的として活動中。
アスリート・ジュニアの選手・指導者・親御さんなど、スポーツに関わる全ての方に向け、スポーツ栄養セミナーを開講。また個々の状況に応じてサポートする、パーソナルアドバイスも行っている。
大学生と中学生、2児の母。

一般社団法人 日本スポーツ栄養コンディショニング協会マスター認定講師
フリーランス栄養士・薬膳マイスター・国際薬膳食育師(3級)

公式ホームページ「Nutri Athretico」
https://nutri-athretico.blogspot.jp/

Page Up